フェブラリーS

18日金曜日に49ミリの降雨を記録し、湿り気が多少残りそうな東京競馬場。
高速決着が予想され、35秒切りもありそうな馬場状態プラスメンバー構成。

展開の鍵を握る主役のJCダート覇者⑫トランセンド。JCダートは速い展開を自身で演出し、スタート直後から⑤バーディバーディにつつかれる厳しい展開の中、押し切った内容は高い評価に値します。今回の高速馬場も合うと思います。
でも阪神1800と東京マイルとでは、やはり求められるものが違います。先週の土日も雨が残る脚抜きの良い馬場状態にもかかわらず、13鞍中逃げ馬が連対したのはわずか2鞍の様です。
東京競馬場は直線一気の追い込みが決まる競馬場。ましてエスポワールシチーやスマートファルコンが不在の繰上げ王者トランセンドは相手にします。
そして本命馬は、平安Sや東京大賞典、川崎記念などの前哨戦の中、最もインパクトが強かった根岸Sから取り上げたいと思います。
1分23秒0の時計も優秀、それが例年より乾燥していた時計のかかる馬場状態でのことなので、尚高く評価できます。3着以下を3馬身ちぎった⑦ダノンカモンと⑭セイクリムズンは根岸では完全に抜けた存在でした。
根岸からのフェブラリーS優勝はメイショウボーラーとノボトゥルーしか存在しないのですが、この2頭に共通することがあります。
毎年根岸でこの共通点は必ず目を通して根岸組の取捨を決めていましたが、今年は久しぶりに合格点に届く時計内容でした。そのメイショウボーラー、ノボトゥルーの共通点は、ラスト2Fのタイムです。
根岸は同じ東京競馬場なのに、本番フェブラリーに繋がらない最大のポイントは1400メートルから1600メートルへの距離延長に対応できない事なのです。
メイショウボーラー、ノボトゥルーはラスト2Fから1Fと時計を上げていたことから、スピードだけではなくマイルに対する対応力も持ち合わせていたと思われます。例年は11秒台から12秒台と落ち込むことが多い根岸S。本番の活躍にも繋がりませんでしたが、今年はラスト2F11秒8、11秒9と落ち込みが非常に少なく、例年の根岸組よりは距離延長に対応力を持っている2頭だと思われます。
そこで本命をこの2頭のどちらにするかですが、連勝馬のセイクリムゾンは根岸で35秒0と、如何にも短距離的な切れ方。それにマイルは1度だけの出走ですが、あまりに持ち時計が悪すぎます。実際、好走例は1200~1400に集中しています。故にダノンカモン本命です。マイルは<1110>に加え、東京も<2220>と馬券の対象から外れていません。
馬券はダノンカモンからトランセンド。そして前々でしぶとくJCダートでトランセンドとは内外反対になった池江調教師最後のGⅠ挑戦⑤バーディバーディ。確実に伸びてくる⑮シルクメビウスです。⑬フリオーソは本気で中央のGⅠを狙ってきているし、トランセンドにも勝っているのですが、地方イメージが拭えないのでノーマークで。
穴というか、不気味過ぎる金杯優勝の②コスモファントムは一応馬券の対象に考えています。

 

最後になりましたが、小生のウンチク競馬ファンの皆様、今年も宜しくお願いします。そしてこのブログをなんとなーく読んで下さった皆様、これからもちょくちょく遊びに来てください!