高松宮記念

今年の高松宮記念は本当に迷いました。私の眼には3強に映るのですが、どの馬を本命に挙げるか、非常に悩みました。

その3強とは⑤ジョーカプチーノ⑧サンカルロ⑬ダッシャーゴーゴーです。

④キンシャサノキセキは確かに前走オーシャンSで負けて強しの昨年の覇者でありますが、年齢は8歳。南半球生まれを考慮しても7歳半。レースぶりが巧くなっても上積みは考えにくいし、この高松宮記念連覇は過去に無いし、何より、スプリンターズSは降着があったが実質の2着は⑬ダッシャーゴーゴーです。

オーシャンSと合わせキンシャサノキセキはダッシャーゴーゴーに2連敗中。ダッシャーゴーゴーの2着はあれど、頭は無いと思います。そのダッシャーゴーゴーも実績はあれども、信じられないようなポカがあるのも事実。京阪杯や北九州記念では2桁着順。スプリント戦では致命的なコンマ5秒・9秒差。本命にするには少し怖いです。

ジョーカプチーノはマイルCSの時から、出走すればこの馬からと思っていました。マイルCSで1000メートルを56秒7で飛ばし、勝ち馬エイシンフォワードとコンマ6秒差だったからです。この馬がスプリント戦ならという思いは皆さんが思った事ではないかと思います。次のラピスラズリSで本領発揮といわんばかりの前半33秒2からの楽々逃げ切り勝ち。スプリント戦4勝も本業スプリンターが成せる業。でもこの馬も本命でない理由は、この2走の負かした相手関係です。タイム的には文句ないのですが、やはり相手が一級線クラスではなかった点。プラス阪神コースがジョーカプチーノにとってプラスに働く事が想像しにくかった点です。パワーはあるので、阪神の芝には対応できると思うのですが、直線距離がどうか?逃げ切れるほど阪神のコースは甘くないです。むしろ出遅れからですが、前走のように後ろからの競馬に徹されるほうが脅威です。どちらの戦法かは、ゲート次第だろうからわかりません。そのわからない、読めない所より、確実に読めるサンカルロを本命にします。

前走の阪急杯の勝ちっぷりは見事でした。本当に強い内容でした。が、悲しいか、その前走がピークなのも事実です。この高松宮杯の出走も危うかったからです。出来は上積みなく、良くて平行線なのですが、スプリンターズSでダッシャーゴーゴーの斜行さえなければ、インを突き抜けていたという思い、悔しい思いを晴らしたく、スプリンターズSと同じく、もう一度本命にしました。

相手は勿論前出の2頭。波乱があるとしたら、①レッドスパーダの横山の手綱さばき。⑮ワンカラットの馬体重が大幅に絞れていたら。特にワンカラットは前走阪急杯で直線の勝負どころで挟まれ追えずじまいながらコンマ5秒差の5着。ベスト体重は510キロくらいなので、20キロくらい絞れていたら買いです。

休養明けのエイシンフォワードはベストは1400メートル。阪神コース相性は抜群ですが、スプリントの時計に休養明けから付いてこれるか?私は無印です。