安田記念

先週のダービーのオルフェーウ゛ル同様、普通に考えれば最有力はアパパネ。牝馬4冠に加え、前走ウ゛ィクトリアマイルでは年度代表馬ブエナビスタを封じ、マイルでは牡馬混合でも一目置く存在に思えます。しかし…

しかしアパパネには不安を感じます。その理由に、元々休養明けは走らないのですが、マイラーズCで牡馬に負けた事。そして、ブエナビスタ自身、本来はマイラーではない事。ブエナビスタの父スペシャルウィークも母ビワハイジも2000㍍以上でこそ本領発揮の馬。ブエナビスタも本来そのタイプ。マイルの成績は良く映りますが、勝ち鞍はチューリップ賞や桜花賞の3歳牝馬限定レースと、スプリント戦並みに引っ張られ、追い込みに有利だった去年のウ゛ィクトリアマイルなど。マイラーとしてはブエナビスタよりウオッカの方が上。そんなブエナビスタに勝ったという理由だけでは、まだアパパネに絶対の信頼は置けません。

それと、アパパネの叩き3走目にエリザベス女王杯がありますが、距離の壁も考えられるが、牝馬限定レースの割に負けすぎ。ウ゛ィクトリアマイルではブエナビスタより先に動き、前で封じた事は評価できますが、エリザベスの時のスノーフェアリーのように一瞬で抜き去られるとアパパネの良いところが出ません。今回の安田記念はウ゛ィクトリアマイル以上のマークにされるだろうし、△にしました。

アパパネ評価で前置きが少し長くなりましたが、◎は①ストロングリターンにしました。「連勝馬は負けるまで買え」は競馬の鉄則。去年のショウハモダンや先週のウインバレンシアみたいに、急速に力をつけるケースもあります。しかし、一番の理由は前走京王杯SC。マイラーズCも京王もSペースで逃げたのはシルポート。マイラーズCでは、安田で1番2番人気になりそうな、アパパネ、ダノンヨーヨーを完全に抑え込んだ。しかし京王杯ではストロングリターンに差された。マイラーズC同様、前々で流れ込もうとしているシルポートを一瞬で捕らえたストロングリターンの差し脚は際立つものがあります。

そして、相手○に⑬ダノンヨーヨー。去年の夏に一気に駆け上がって来て、いきなりGIマイルCSで1番人気。結果は2着だが、勝ち馬エーシンフォワードとの差は通ったコースの差だけ。能力はトップクラス。ただ出遅れ癖があり、奇数の⑬の分、対抗の○にしました。

馬券は◎→○、○→◎に加え、▲に未知数なところが多いのですが、去年に続き2年連続の参戦の⑨ビューティーフラッシュの本気度を買います。確実に去年より力を付けているのは近走の成績からも明らか。短距離の層があつい香港馬の一発があっても驚けないです。

不気味なのは、去年の3着スマイルジャックより、久々のマイル参戦ですが、横山騎乗の⑤サンカルロ。こちらも少し前で競馬を運べれば一発があってもいいと思います。

あてにしにくい⑱リーチザクラウンは無印。GI馬エーシンフォワードも東京のイメージが沸きにくく無印です。