スプリンターズS

秋のGIシリーズ開幕戦スプリンターズS。何と言っても注目は断然1番人気のシンガポールからの刺客ロケットマンである。

今更ロケットマンの強さについてここで長々言うつもりはないが、スプリント部門のレーティング世界2位というのも納得がいく成績(2117勝、24)。正直、最初はコスモバルクなどが通用した、競争馬のレベルの低いシンガポールで年度代表馬になったくらいでは買えないと思っていましたが、スプリンターの層が厚い香港スプリントで2着。セントウルSで勝ち負けした香港2頭ラッキーナインとグリーンバーディーにも、香港スプリントでコンマ4秒、コンマ5秒と圧勝。名前の通りテンのスピードも優れており、後ろで包まれるような展開にも注文が付かないので、最高のパフォーマンスで圧勝のシーンも考えられます。素直にロケットマン本命でいきます。ロケットマンを本命にする以上、相手は絞ります。セントウルを観る限り、日本馬にはロケットマンには無論、香港馬にも勝てそうな馬は見当たらないのですが、両極

端な枠に入った香港馬は敢えて外し、日本馬で勝負します。相手はフィフスペトルでいきます。朝日杯2着時から中山競馬場とスプリントのイメージは持っていましたが、もう少し後押しする理由が欲しく探してみました。前走京成杯AHでみせたラップです。勝ち時計1分31秒9が優秀なのは明らか。それも57キロでの走破でフロックでもなし。それに1200の通過タイムが1分8秒3で、競馬場が違えどセントウルの勝ち時計1分8秒5を上回った点は拾える。尚且つ、これだけの激流になれば、最後は脚が止まるものなのに、ラスト2F 11秒8-11秒8と全く減速なし。ロケットマンが作り出す激流な展開も後押しし、フィフスペトルの株は急上昇です。抑えは同じく展開の後押しからで、馬群をさばけるかどうか微妙ですが、終いの脚は確実な去年本命のサンカルロとダッシャーゴーゴーまでで勝負です。

カレンチャンはスリープレスナイトを思い出させるような血統と成績ですが、相手関係も弱く、勝ち方にもインパクトが薄くノーマークです。