宝塚記念

予想するにあたって最大の焦点、三冠馬オルフェーヴルの取捨。これ程の馬に中途半端な印を打つ気はありません。本命か無印か?

 自分なりの結論は無印でいきます。勿論、まともなら一枚上の能力。しかし、前走天皇賞での不発。最後まで宝塚の出走を決めかねていた事。肢の筋肉が落ちてる事。池江調教師の本来のオルフェーヴルの7割のデキと言う言葉。これで勝たれては、やっぱり強かったと納得で無印です。

展開はネコパンチの大逃げ。ただでさえ、スタートして直線が長く、テンのスピードが速くなるコース形態。入りの336秒台になる事はないでしょう。これに昨年の覇者アーネストリー、天皇賞馬ビートブラックが続き、一貫した流れ。ネコパンチが大逃げしても、レースの流れの核は佐藤哲のアーネストリー。3角過ぎて、早めの4角先頭。瞬発力より持久力勝負。前過ぎず、後ろ過ぎずのスピード持続型のオルフェーヴル以外の馬を本命に。

本命はルーラーシップにしました。香港で前々で貯めて、あっさり抜け出せ、最後の踏ん張りは豪腕ウィリアムズで補足。半年振りの有馬記念でのコンマ2秒差も伊達じゃないと思います。

対抗はエイシンフラッシュ。天皇賞、有馬記念2着の時と同じような調教の動き。ドバイ帰りやレース間隔は気になりますが、走る時の追いきりだけに無視は出来ませんでした。ダービーの勝ち方がインパクト強いですが、左回りより、右回りの方が良いのは成績からも一目瞭然。久々に内田とのコンビも良いと思います。

後は打倒オルフェーヴル一番手ウインバリアシオンも本命候補でしたが、脚質的に買いにくいし、仮に岩田が1枠を活かして前々で運ぶとなると、今の阪神は内が少し荒れているので、これまた買いにくく、3着付けまで。トゥザグローリーも鳴尾記念は上手く立回り過ぎ感がありますし、元々夏場はダメな馬。この2頭より、その鳴尾記念を勝ち同様の2着のショウナンマイティの方を買います。上がりは全て最速か次位。デキの良い今なら、神戸新聞杯のオルフェーヴルとの1秒差を埋める事も可能かと。ルーラーシップ、エイシンフラッシュ、ショウナンマイティの3頭本線に、もう一発あっても驚けない古馬最高峰天皇賞勝ちビートブラックまで押さえようと思います。