宝塚記念

上半期最後のGI宝塚記念。オルフェーヴルの肺出血による回避で、4強から3強に図式は変化。ある意味、馬券は買いやすくなった。3強の図式ながらも、この3頭は優劣がつけやすい。
まずゴールドシップ。皐月、菊花、有馬の3冠馬だが、対フェノーメノで、ダービー、春天で2戦2敗。勝負所で行けなかったダービーは度外視出来ても、適性距離でない春天フェノーメノに対し、適性距離のステイヤーゴールドシップがコンマ9秒差は完敗と言わざるを得ない。確かに今回は少頭数で、いつもの捲りのロングスパートも距離ロスが少ないとは思いますが、フェノーメノは適性距離ど真ん中。自在の脚質も阪神内回りには大きなアドバンテージ。故にフェノーメノが上と見る。
次はフェノーメノとジェンティルドンナとの比較。対決はJCの1回で、内容はコンマ8秒差でジェンティルドンナの勝ち。更にJCと同じでは在るが、東京2400のオークスとダービーのお互いのタイムを見ても、ジェンティルドンナが2分23秒6、フェノーメノが2分23秒8、因みにゴールドシップは2分24秒0。JCと斤量は変われど、斤量差は変化なしの2キロ差。確かにジェンティルドンナの最高パホーマンスは東京にあるし、阪神ではヴィルシーナといい勝負をしてきたところに、ドバイ帰りのジェンティルドンナに恐さは感じるが、昨年秋のコンマ8秒差が、そう簡単に詰まるとは思えず、ジェンティルドンナを上と見ます。
自分勝手な図式はジェンティルドンナ→フェノーメノ→ゴールドシップですが、前途の通り、右回りや少頭数の恐さがあります。脚質的にも一番崩れにくいフェノーメノから馬券を買います。2頭共にマークされ、前の大逃げシルポートを捕まえなければならないレースの核になる難しい位置も百も承知でフェノーメノで行きます。
負けない当てに行くならフェノーメノから2点。勝負行くならジェンティルドンナへ1点。大金行くなら枠連で③─⑧1点勝負です。3連単はジェンティルドンナ、フェノーメノ裏表から、敢えてゴールドシップ外し、トーセンラー、シルポートの4点勝負する予定です。